2008年07月19日
デルフィ
アテネから北西へ約170km、古代ギリシャの宗教の中心地として栄えたのがデルフィや。パルナッソス連山の懐に抱かれ、眼下にはオリーブ畑、遠くにはコリンティアコス湾を望みまんねん。
かつてこの地ではアポロンの神託が行われておったんや。信託とは、神の「お告げ」や。この神託をもとに、個人、国家の指導者は国の大事を決定したちうワケや。
メインストリートのパブロウ&フリダキス通りの南側にはずらりとホテルが立ち並びまんねん。どこも1階はレストランとなっていて、中に入ると山の斜面から眼下のすばらしい眺めを楽しむことができまんねん。
町全体が山の斜面にあることから、通りのトコどころに上下に抜ける階段があるんや。夕方になると、谷のほうから羊の鈴の音が響き、空が茜色に染まるころ、谷をゆっくりと歩いていく羊の群れを見ることができまんねん。
古代世界でのデルフィは、ギリシャの聖域やっただけでなく、全世界の中心「世界のヘソ」と考えられておったんや。遺跡の入り口から曲がりくねった参道を登っていくと、険しく迫る山をバックにアポロン神殿があるんや。アテネ人の宝庫や、古代劇場やらなんやらがあり、さらに上にはスタジウム(競技場)があるんや。ほんで「大地のヘソ(オンファロス)」とされた石があるんや。神託はここで行われとったちうワケや。
神殿の前室の壁には古代賢人の格言が刻まれておったんや。そのなかのタレスの有名な「汝自身を知れ」ちう言葉は、当時の生活規範やったといわれてい まんねんわ。
