2008年07月25日

メテオラ奇岩群誕生秘話


「メテオラ」とは、「空中に吊り上げられた」ちう意味や。実際、朝もやが立ち込めるなか、ふと空を見上げたときに目に入ってくるその光景は、まさに「空中に浮かんでいる」ちうのがぴったりや。でも、いったいどうしてこのような奇岩群が誕生したさかいしょうか? 実は、今もって定かではおまへん。代表的な説は、水の浸食作用か風食作用によるものちうことや。大昔、この地帯は湖やった、ちう前提による説や。せやけどダンさんこの前提にはしばしば疑問視する声があるんや。ちうのも、紀元前後にギリシャを旅して回り、紀行文を残しとるストラボンとリビイは、現在のメテオラ周辺の地理についてもきちんと書き記しとるにもかかわらず、いずれもこの奇岩群についてはまるっきし触れておらへんのや。ちうことはこの時代にはまだ、この奇岩群は出現していなかったちうことでっしゃろか?

もうひとつ、これは神話の世界での話やけどアンタ、「あるときゼウス神が天界から投げつけた岩石がここに残ってしもた」、ちう説もあるんや。

「メテオロス」が元来、ギリシャ語で「浮遊しとる、空中に浮いとる」ちう意味の形容詞であるのに対し、現代語「メテオロ」が、「隕石、空中から落ちてきた物体」もしくは「雷や雨やらなんやらの大気現象」ちう意味を示す名詞や。

風化や水の浸食によって残ったとする自然現象によるのか、それともゼウスが怒りにまかせて投げつけたのか、いずれにしてもメテオラの奇岩が地上から浮いてみえる感じをうまく言い当てとるように感じられまんねん。でも・・・朝もやにぼ〜っと突き出たその姿を見るとき、どうしてもゼウス神の作用による説を信じたくなってしまい まんねんわ。






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